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湘南ストロングマンクラシック2023大会レポート

SBDコラムをご覧の皆さまご無沙汰しておりました。
ストロングマンの中嶋です。

今回のコラムでは、私の主催するJapan Strongest Unityの2023シーズン初戦である《湘南ストロングマンクラシック2023》が3/26(日)、湘南辻堂のクロスフィットボックス CrossFit Alcedo様にて開催されましたので大会の模様をレポートさせていただきます。

【会場/配信】

会場であるCrossFit Alcedo様は辻堂駅直結の大型ショッピングモールの目の前という最高なロケーションです。
そのおかげもあって、カテゴリー問わず多くの選手と、観客の皆様にお集まり頂き過去最高クラスに盛り上がった大会となりました。
また今回Webカメラを新調し、初のYouTubeでのライブ配信に挑戦しました。
https://youtube.com/live/ePnfA8FFTuc?feature=share

字幕や解説の無い配信なのに変わりはないですが、画質の改善とWebカメラのAI自動画角調整機能(AIすごい!)で以前より見やすくなったと好評でした。

次回への改善点の一つとして、指摘されて気づいたのですが、ジャッジの際に中嶋がデカすぎて選手が見えないことが頻繁にあるそうです。
理由はカメラもジャッジも選手のよく見える位置に置く/立つ為だと気づきました。
今後はなるべく横着せず、カメラ画角と反対サイドの斜線まで移動してからジャッジしようと思います。

【ノービスクラス/ストロングウーマン】

今回、男子ノービスクラス6名、女子5名の選手が集まってくれました。
これは今までのJSU主催イベントの中でかなり多い数字であり、特に女子に関しては過去最高の人数でした。

種目は次の2種目
・ログクリーンプレス
・ヨークキャリー

初めて挑戦する種目・重量な方もいる中、みなさん精一杯試技を行ってくれました。
実力経験のあるなしに囚われすぎず、この競技を純粋に楽しんでくれる人が今後も増えていったら嬉しいです。

【コンペティタークラス】

2023年の日本一の力持ちを決める《JAPAN STRONGESTMAN 2023》(※以下JSM2023)へのクオリファイをかけて、
-100kg級 3名
無差別級 4名
の選手が死闘を繰り広げました。
今回何名か怪我による欠場があり残念ではありましたが、生半可なコンディションで臨めるほどコンペティタークラスは甘くありません。
次回は良いコンディションでリベンジして欲しいです!

【総評】

・-100kg級
結果的にこの階級は高村選手の1人舞台となりました。
高村選手の指導でTRを積んだ奥野選手、今井選手相手にコーチとして充分過ぎる説得力を示してくれました。
良い意味で攻めない、的確・正確な技術とテンポ、これに経験も加わり安定して高いパフォーマンスを出せるのが高村選手の強み。
特にデッドリフトは細身から想像のつかない無差別級顔負けのパワーです。
JSM2023では本来の階級である-80kg級で悲願の日本一を目指します。

まだ本格的にストロングマンを始めてから日の浅い奥野選手、今井選手でしたが怪我なく全力を尽くせたのも高村コーチの手腕、選手としてもコーチとしても圧倒的でした。(ノービスクラス参加者のうち8名が高村コーチの指導のもとTRを行っていました)

・無差別級
注目は大吉選手、羽田選手の同い年対決。
大吉選手が勝ち越し続けていましたが、今回は羽田選手が悲願の勝利。
大吉選手は急成長中のデッドリフトで差をつけ、得意のキャリーでも羽田選手にプレッシャーをかけ続けましたが、羽田選手は日本屈指のプレス力を最終種目のサンドバッグオーバーバーにおいても発揮し、完勝。
JSM2023への切符を手にしました。

前代未聞の2階級アップで出場の-80kg、2021/2022年チャンピオンの永田選手、-100kg級の高本選手は重量の壁に苦しんでいましたが、それぞれ強みを発揮してくれ今後に期待を持たせる内容でした。

【種目】

Event①オーバーヘッドメドレー
サンドバッグクリーンプレスを行った後、ログクリーンプレスを行う。
これを繰り返し合計レップ数で勝負します。
-100kg級 70kg/90kg
無差別級 100kg/110kg

Event②ワゴンホイールデッドリフト
床から15inch高のデッドリフトでレップ数勝負
-100kg級 225kg
無差別級 255kg

Event③ヨークキャリーラダー
折り返し地点でウェイトが追加されるラダー形式、合計15m進むタイムを競う
-100kg級 230kg→260kg
無差別級 280kg→310kg

Event④サンドバッグオーバーバー
ラストマンスタンディングスタイルで最後の1人になるまでバーの高さを上げ続けます。
最後はほぼ身長の高さに羽田選手がサンドバッグ・スラムダンクを決めて、大会を締めくくってくれました。
-100kg級 100kg
無差別級 130kg

大会の詳細な結果はこちらのリンクから
23.3.26ストロングマン湘南結果
ストロングマン競技の順位の決め方など興味がある方は是非!

【最後に】

本大会ハイライトビデオをプロカメラマンのJason Halyko氏に作成いただいたので是非ご覧ください!
素晴らしい映像です!
https://youtube.com/shorts/VW7LfOdqNig?feature=share

改めまして、スポンサー様/選手をはじめとした大会に関わってくださったすべての皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

本コラムを通して、ストロングマン競技の面白さが伝わったのなら幸いです!
JSUはストロングマン(ウーマン)競技を通して、日本のクリーンな筋力文化を本気でもっとメジャーにしていきたいと考えています。

唯一無二の存在であるストロングマン競技
クリーンで真なる
日本筋力文化を本気で一緒に
「持ち上げて」いきたいと思ってる人は一回ストロングマンやってみて欲しいです。

力持ちは日本を元気にする!

次回大会もお楽しみに!

文:中嶋 健詞

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