SBDコラムをご覧の皆様こんにちは！
ストロングマンの中嶋です。

今回も10/3に控えた『JAPAN STRONGESTMAN 2021 統一予選』に向けた種目解説を行っていきます！
２種目目は花形種目　『ログクリーンアンドプレス』です！

使用重量

・80kg以下級→90kg
・100kg以下級→100kg
・無差別級→110kg

形式

・For reps / 制限時間60秒

注意点まとめ

・１クリーン＋１プレス＝１レップ
　頭上でプレスのみを繰り返さない！
・フルロックアウトしたとジャッジが判断してからダウンコールが出ます。コールより早く降ろしたらノーレップとなります！

※フルロックアウト
・正面から→肘が伸びきっている、顔が正面を向いている状態。
・横から→ログから脚までが概ね一直線になっている(脚が揃っていない、膝が曲がっている、上体が反ったままではダウンコールは出ません)
・頭上からのドロップ禁止。安全管理の為、胸上あるいは手を添えた状態でおろす。

ポイント

・とにかく焦らず、確実に

クリーン&プレスを１レップ行うにあたって挙げるだけではなく降ろす時間も含まれる事を考えると、１レップのミスはかなりのタイムロスになります。

とにかく確実に１レップずつ行えるペースであるべきです。

回数をこなすというより１レップのセットを何回も繰り返すくらいの心構えがいいかもしれません。

器具

JSU公式規格内ログ →使用予定ログのスペック（写真のものと同じ）

・直径12インチ(約30cm)
・グリップピッチ70cm
・グリップ直径32mm

試合に向けて

ペース

デッドリフトと同様For repsの場合ペース配分が肝になります。
まずは現状把握を行いましょう。

①現在の１RMから試合の設定重量で純粋に何レップできるのか
②1レップあたりにかかる時間の確認
③大会と同じルールで行った場合の回数

これらをもとに実際試合で最低限行いたい目標回数を設定します。

設定重量が１～３RM程度の場合

とにかく確実に１発成功させる事に注力しましょう。試合に向けてのトレーニングも１RMに特化したもので良いと思います。

コンスタントに１レップ挙げられるのであれば、15〜30秒レストを挟んでもう１レップ行うクラスターセットと呼ばれるトレーニング法がそのまま試合を想定したトレーニングになるのでオススメです。

設定重量が５RM前後の場合

現状把握の①②③に則り、試合でのペース配分を決めましょう。
求められるのは10〜15秒ペースに１レップ程度

それなりに重い重量帯で１レップを行う平均が6〜10秒程度な事を考えると60秒間で実力を出し切るにはシビアなペース配布が必要になります。

1RMを伸ばす(楽に行える)アプローチをしつつ、20〜30秒で２～３レップ行うセットを繰り返し練習する方法をオススメします。

設定重量が8RM以上の場合

60秒間でなるべく多くの回数が出来るよう正確性は担保したうえで、無駄を省いていきましょう。
場合によってはフォームの見直し(特にクリーン→プレスのテンポ)も含めて検討していく必要があるかもしれません。

普段よりペースを上げても安定して正確な動作が出来ることに加え、40〜45秒の中で出来る最大回数を意識したセットを練習する事をオススメします。

試合前

試合形式の練習は疲労が溜まりやすいです。
１ヶ月〜２週間前までには試合形式の練習でのペース配分を決めておき、強度を維持しながら徐々に全体のボリュームを落とすのが定石です。

１回の精度向上のための1レップのセット、15〜30秒の短めの時間でのペース配分練習に切り替えていく事などがオススメです。
可能であればジャッジ付きで練習する事が出来れば試合での雰囲気をイメージしやすいです。

試合中

デッドリフト編でお伝えした通り、自分の「ポジション」を把握しながら勝つべき相手に１レップ上回っていけるようにしていきたいですね。

最後に

クリーン&プレスのfor repsは時間との勝負です。
試合を想定したトレーニングをしっかり積んで、実力を思う存分発揮できるようにしてください！

次回は最終種目『ヨーク&サンドバッグ キャリー＆ロードメドレー』の解説です！
今大会で最も過酷な種目となります。
お楽しみに！

文：中嶋健詞

information

JAPAN STRONGESTMAN 2021 QUALIFY（日本大会統一予選）

・主催　Japan Strongest Unity
・日時　2021年10月3日（日） 10:30〜16:00
・会場　埼玉県大里郡寄居町桜沢3276-1 野村運送倉庫内　特設会場

◆カテゴリー

男子　80kg以下級、100kg以下級、無差別級
各カテゴリー上位3名の選手が日本大会出場確定となります！
※日本大会も同様の階級分けで実施します。

◆種目

①デッドリフト reps/60sec

80kg以下級：180kg
100kg以下級：200kg
無差別級：220 kg

②ログクリーンプレス reps/60sec

80kg以下級：90kg
100kg以下級：100kg
無差別級：110kg

③ヨーク&サンドバッグキャリーメドレー 30m/90sec

80kg以下級：240kg→90kg
100kg以下級：270kg→100kg
無差別級：300kg→120kg

※参加に際しての条件など
・本大会を含む全てのJSU主催イベントはアンチドーピングイベントとなります！！
・本イベントは国の感染予防ガイドラインに沿って開催されます
・20歳以上の日本国籍を有する男性
・ウェイトトレーニング全般の経験が充分にある事

その他参加資格の詳細/エントリーフィーの入金方法などはお申し込み/お問い合わせの際にお伝えさせて頂きます。
下記連絡先までどうぞ！

○参加申込/お問い合わせ
japanstrongestunity@gmail.com
代表者 中嶋（080-3255-0549）