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ジャパンストロンゲストマン2023大会レポート

SBDコラムをご覧の皆さま、ストロングマン中嶋です!
早速ですが、

SBD Apparel Japan Presents
ジャパンストロンゲストマン2023

無事大きなトラブルもなく盛況に終えることが出来ました。

何度でも言いますが、これは選手スタッフスポンサー観客の皆様はじめとした、関わってくださる全ての方々の応援とサポートのおかげです。
この場を借りて改めて御礼申し上げます。
ありがとうございました。

本コラムでは写真と一緒に大会を振り返れればと思います。
読んで下さった皆さま、ぜひ次回は選手としてチャレンジしてもらえると嬉しいです!

【結果報告】

▲コンペティタークラス

今回決して多い人数ではありませんでしたが、どの種目も簡単な課題ではありませんでした。
全ての種目をハイレベルに完遂した選手が、良い結果を手にした事には変わりありません。

3代目日本一のチカラモチ
男子コンペティタークラス
-80kg級 高村洋介選手
-100kg級 井上翔選手
無差別級 大吉陵介選手


左から井上選手、大吉選手、高村選手

10月のジャパンストロンゲストウーマンに続き連続優勝の、
女子コンペティタークラス
中島沙耶香選手


左から小柳選手、中島選手

本当におめでとう御座います!!

【EVENT 1/プレスメドレー】

YouTube https://youtube.com/live/EEHLr2Pebs4?feature=share
(32分ごろから)
Instagram https://www.instagram.com/reel/C0X-MHsyxnm/?igshid=MzRlODBiNWFlZA==
(30分ごろから)

アクセルと呼ばれる通常より太いバーベルと丸太のような形状のログを交互にプレスしていくタイムを競います(計4回)。
今回は2周目にかけて重量がアップするルールでした。
同じ重量、器具で行う場合に比べ、試技のリズムが取りづらく難易度の高いメドレー形式かつ、疲労が溜まりながら重量が増して行く状況(=ラダー形式)は、ストロングマン特有の難しさであり面白さです!

失敗するリスクを犯しながらも好タイムを狙う選手、1本ずつ確実にこなす選手、と様相はさまざまです。

筋力はもちろん、テクニック、スピードと、全てが求められるストロングマンの魅力が詰まった種目です。

【EVENT 2/バッグスロー】


YouTube https://youtube.com/live/_BzPWMx91iA?feature=share
(23分ごろから)
Instagram https://www.instagram.com/reel/C0YH3tFyGsr/?igshid=MzRlODBiNWFlZA==
(0分から)

最もテクニカルで繊細な種目とも言えるバッグスローは、専用の取手のついたサンドバッグを投げるスピードを競います。
重量が徐々に上がっていく中、いかに効率よくバッグに力を伝えるか、目標の高さのバー(今回は4m)まで最短で到達させるかなど、意識しなければならないことは多く、他種目に比べると見た目の重量は可愛いですが、通常のウェイトトレーニングでは求められないスピード、テクニックの求められる、難易度の高い種目の一つです。

【EVENT 3/スクワット】

YouTube https://youtube.com/live/tzWRndl9qtI?feature=share
(40分ごろから)
Instagram https://www.instagram.com/reel/C0YSPuKSmJk/?igshid=MzRlODBiNWFlZA==
(40分ごろから)

デッドリフトのイメージが強いストロングマンですが、スクワットも行います。
今回のようにボックスで高さで しゃがむ深さを指定し、回数、重さを競う方法がメジャーです。
女子コンペティター/ノービスクラスはアクセルシャフト、男子コンペティターはスパイダーバーと呼ばれる特殊なセーフティスクワットバーを使用しました。

スパイダーバースクワットは通常のバーベルスクワットより身体を立てて保持するのが難しく、前傾姿勢を用いる事によりストロングマンにおいて重要視される、背面+脚の連動と強さが求められるスクワットのスタイルです。

今回は高レップの記録が多く選手には過酷なものとなりましたが、対応力、タフネスはストロングマンの真骨頂です!

【EVENT 4/ファーマーズ・タイヤメドレー】

YouTube https://youtube.com/live/2RbGMn4TrJE?feature=share
(24分ごろから)
Instagram https://www.instagram.com/reel/C0YastSy4dz/?igshid=MzRlODBiNWFlZA==
(27分ごろから)

持ち上げるだけでなく【運ぶ、動かす】はストロングマンの最大の特徴・魅力の一つ。
素手でハンドルを保持し運ぶ、ファーマーズウォークと、巨大タイヤを全身を上手く使って目繰り返すタイヤフリップの組み合わせは、文字通り全身の筋力だけでなく、運ぶ際に起こる不規則な揺れに対する体の安定性、体力ロスを防ぐためのスムーズな体の使い方など、さまざまな能力が求められます。
そしてそもそも、めちゃくちゃ重い!
重量、しんどさに打ち勝つ心理的強さも求められるメドレーでした。

【EVENT 5/アトラスストーン】


YouTube https://youtube.com/live/hBun3TdGA5I?feature=share
(17分ごろから)
Instagram https://www.instagram.com/reel/C0YlMNwSZV1/?igshid=MzRlODBiNWFlZA==
(17分ごろから)
※YouTubeですが、配信時の回線状況の影響によりかなり画質が荒いです(本コラム執筆時)。JSU InstagramでもLiveをしていましたので、良ければそちらをご覧ください。

ストロングマンの代名詞であり、最も過酷な種目こそがアトラスストーン。
ストーンこそがストロングマンでありストーンがなければストロングマンじゃない、といっても過言じゃないくらい(中嶋個人の感想です)。
多くのストロングマンにとって思い入れの強い種目です。
実際、海外を含めた多くのストロングマン大会では、最終種目にアトラスストーンが採用されているケースが多いです。
持ち手のない球体を抱えるように保持する為には、通称タッキー(松脂)と呼ばれる専用の滑り止めを使用しますが、それでもいかに【手】を使うことが重いものを持つ際に動作を簡単にしてくれるか痛感される種目です。
今回は目標のバーの高さ(男子は1.3m/女子は1.0m)を徐々に重くなっていくストーンがを越していくタイムを競いました。

そして全ての種目の順位を総合したポイントで最終順位が決まります。

【-80kg級 表彰】

【-100kg級 表彰】

【無差別級 表彰】


【JSUオリジナル刀風トロフィー】

【チャンピオンに贈呈されるJSUオリジナルバックパック】


【ノービスクラス優勝の細川選手と今大会MVPの花井選手】

【総括】

初めての大会参加の方から、日本一を目指す猛者まで、性別年齢も問わず全てのカテゴリーが共存し、お互いを励まし合い素晴らしい雰囲気の大会になりました。(毎回そうなのですが!)

【チカラモチは日本を元気にする】

を体現してくれた、その支援をしてくださった選手スタッフスポンサーはじめ関係者の皆さま、改めてありがとうございました!

2024年も大会の予定が決まってきております!

来年も日本ストロングマン協会の活動にご期待いただけましたら幸いです。

文:中嶋 健詞

ストロングマン最高!!!

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