このエントリーをはてなブックマークに追加

復活優勝を遂げた宇佐美選手

今年2月に開催されたジャパンクラシックパワーリフティング選手権、約250人という過去最高の人数が参加したこの大会でも男子一般93kg級はトータル700kgオーバーの選手達が居並ぶ激戦区の一つでした。

今回その93kg級で、一度はパワーリフティング競技から離れていた地元愛知県の宇佐美選手が47歳にして復活の優勝を遂げました。

宇佐美選手と言えば1990年代後半から2010年頃にかけて中量級で何度も全国大会を制した愛知県を代表するパワーリフターで、筆者の所属チームMBC POWERの大先輩でもあります。

長くパワーリフティングを続けている方達には「愛知と言えば宇佐美選手」というくらいすっかりお馴染みの選手ではないでしょうか。

しかし、2011年〜2016年の間に5年間程試合から離れていた時期がある為、最近パワーリフティングを始めた選手には馴染みが薄いかもしれません。

今回のコラムでは宇佐美選手へのインタビューを実施しました。

復帰のきっかけやジャパンクラシックパワーの感想、それにマスターズとなってからの練習方法に変化等について聞いてみたいと思います!

【宇佐美清孝選手プロフィール】

1970年1月生まれ

愛知県出身

《主な戦績》

※パワーリフティング

・フルギアパワーリフティング世界大会

出場2回

・フルギアパワーリフティングアジア大会

出場1回(準優勝)

・フルギア全日本パワーリフティング選手権大会

優勝6回

・ジャパンクラシック(旧ジャパンオープン)パワーリフティング選手権大会

優勝5回

※ベンチプレス

・フルギア全日本ベンチプレス選手権大会

最高3位

・ジャパンクラシック (旧ジャパンオープン) ベンチプレス選手権大会

優勝1回

《ベスト記録》

※フルギア

スクワット290kg(旧82.5kg級)

ベンチプレス245kg(旧90kg級)

デッドリフト310kg(旧90kg旧)

トータル832.5kg(旧90kg級)

※ノーギア

スクワット237.5kg(93kg級)

ベンチプレス190kg(旧90kg級)

デッドリフト292.5kg(旧82.5k級)

トータル705kg(93kg級)

《ベストウィルクス・スコア》

フルギア554(体重83.42kgでトータル832.5kg)

ノーギア475(体重79.28kgでトータル692.5kg)

【宇佐美選手インタビュー】

・来歴

※まずはパワーリフティングを始めた年齢ときっかけ、それにパワーリフティング以前のスポーツ歴を聞かせてもらってもよろしいでしょうか。

筋トレを始めたきっかけは高校2年の時に“ロッキーⅣ炎の友情”を映画館で見て主演のスタローンの凄い肉体美に憧れて筋トレを始めました。

高校時代は部活動でハンドボールをしていました。あまり上手な選手ではなかったです。

スタローンの肉体美に憧れて始めた筋トレはハンドボールの補強目的としての筋トレでもありました。

高校時代の筋トレの内容はシュート力の強化のために軽い鉄アレイ(5㎏ぐらい)を高速で動かす速筋を鍛えることが目的の筋トレでした。

高校卒業後、ハンドボールはやめましたが筋トレは続けていました。ハンドボールはやめたので速筋を鍛える筋トレより大きな筋肉をつける筋トレをしたくなったので、今までよりも重量を上げることを目的とした筋トレに切り替えていきました。

5㎏の鉄アレイでは軽すぎるので片方30㎏の60㎏ダンベルセットを購入して自宅でトレーニングしていました。

筋トレの情報が欲しくて月刊ボディビルディングを読むようになり月刊ボディビルディングにパワーリフティングの試合の記事が掲載されていたことがパワーリフティングを知るきっかけでした。

パワーリフティングの記事を何度も見ているうちに試合に参加したいという気持ちになりましたが、当時はインターネットが一般家庭に浸透していない時代でしたのでパワーリフティングを教えてくれるジムを探すことが難しく、いつの間にか数年が経過し25歳になっていました。

そんなある日、筋力トレーニングの本に日本パワーリフティング協会の電話番号がのっていて、ここに電話して聞けばパワーリフティングを教えてくれるジムを紹介してくれると思い尋ねたところ当時、愛知県パワーリフティング協会で理事長だった近藤陽二さんを紹介してくれたので近藤さんに連絡しMBCPOWERの前身クラブである、みずほバーベルクラブへの入会を勧められたので入会を決意しました。1995年2月のことでした。

1993年ぐらいからバーベルとスクワットラック・ベンチ台を購入して自宅でBIG3の練習はしていたのでスクワットが140㎏×6回、ベンチプレスが110㎏×6回、デッドリフトが230㎏×1回を挙げていて、初めてみずほクラブの練習に参加したときに当時みずほバーベルクラブの先輩だった川辺一郎さんに今の力でも十分試合で通用するから95年4月の愛知県大会に参加するよう勧められたので試合に出場しました。

1995年4月デビュー戦でフルギアの旧75キロ級で出場し結果はS180 B130 D230 T540㎏で3位でした。

みずほバーベルクラブに入会してからルールだけ覚えて約2ヶ月後に試合に参加しましたが簡単に優勝できるほど甘くはありませんでした。ちなみに1位と2位はみずほの先輩方でした。

先輩達の普段の練習内容を見ていたので優勝出来ないとわかっていましたが、それでも悔しくてその後、現在まで22年間パワーリフティングを続けて(途中5年間の休業期間があったが)

全日本パワーリフティング選手権大会6回優勝

(1998年・1999年・2001年・2004年・2005年・2007年)

ジャパンオープン・クラシックパワーリフティング選手権大会5回優勝

(1997年・1998年・1999年・2003年・2017年)

ジャパンオープンベンチプレス選手権大会1回優勝(2004年)

一般の全日本クラスの大会で計12回優勝しました。

フルギアパワーリフティングでは何度か負けた試合もありますが、ノーギアパワーリフティングは一度も負けたことが無く自分としてはフルギアパワー・フルギアベンチ・ノーギアパワー・ノーギアベンチの4種のうちでノーギアパワーが一番得意です。

若い頃は4種すべてに出場してきましたが、フルギアは苦手だし経済的に厳しいので今後出場するつもりはありません。
ノーギアベンチは調子が良ければ、また出場してみたいですが、しばらくは得意のノーギアパワーリフティングのみ参加で50歳までは競技を続けていきたいです。

・ジャパンクラシックパワーについて

※復活優勝おめでとうございます、全国大会の一般クラスに出場したのは優勝した2007年フルギア全日本パワー以来ですね。
宇佐美さんは長い間大会から離れていましたが、昨年の東海パワーで5年ぶりに大会復帰しました、何か復帰のきっかけはあったのでしょうか?

ありがとうございます。

東海パワーに出場しようと思ったきっかけは嫁さんが私のパワーリフティングの試技を見たい!と言われたからです。
復帰しようというより2016年の東海パワーを引退試合にしようと思い参加しました。

今の嫁さんとつきあい始めた頃、パワーリフティングの事は忘れかけていて一度もパワーリフティングの話はしたことが無かったのですが、誰に聞いたか知りませんが昔、私がパワーリフティングの選手として試合に出場していたことを知っていました。

私の中ではパワーリフティングは終わったことであまり過去の事を振り返りたくはありませんでした。

しかし終わったことだと思いながらも何か自分自身の中で不完全燃焼な気持ちもありました。

本当に選手生活にピリオドが打てるような出来事があってから身を引くべきでは無いだろうか、そして最後の試合の相手がベンチプレス世界チャンピオンなら優勝出来なくても若い選手の時代が変わったのだと諦めて潔く引退できるかな。

と思ったのですがデッドリフト第3試技で逆転優勝してしまって引退するどころか、やる気が復活してしまいました。

今までデッドリフト第3試技で成功して逆転優勝した経験が2016年の東海パワー以前には一度もありませんでした。

過去に優勝した試合の殆どはデッドリフト第1~2試技の成功で優勝が決まってしまいました。
(一度だけデッドリフト第3試技を成功して相手のデッドリフト第3試技失敗待ちで逃げ切り優勝というのもありました。)

デッド第3試技の逆転優勝!この興奮を試合で味わってしまい、再びパワーリフティングの選手としての情熱を取り戻すことができました。

タイミングの良いことに2016年東海パワーから約9ヶ月後の2017年の2月に地元愛知県でジャパンクラシックパワーが開催されるので欲が出て出場してみたくなりました。

当初は83キロ級でエントリーするつもりでしたが92㎏まで体重が増えてしまい、83キロ級への減量は難しくなりました。

力が落ちない減量の許容範囲はナチュラルウエイトの5~6%までというのが自分の考えなので83キロ級ならナチュラルウエイト88㎏ぐらいまでが減量できるギリギリの範囲だと思っていたのでナチュラルウエイト92㎏では83キロ級では力が出せないと判断、93キロ級での出場を決意しました。

※ジャパンクラシックパワーではデッドリフトの最終試技まで上位の順位が入れ替わる大接戦となり、最後逆転デッドリフト287.5kgを成功させて優勝を決めました。あの逆転の試技について聞かせてもらってもよろしいでしょうか。

ジャパンクラシックパワーでの第1目標はトータル700㎏を達成すること。そして第2目標は優勝を狙うことでした。

デッドリフト第2試技で第1目標であるトータル700㎏を成功できたのでデッドリフト第3試技では逆転優勝を狙って287.5㎏を申請しましたが、状況によっては295㎏までは逆転優勝を狙って挑戦するつもりでした。

若い選手達はあのように複数の選手の順位がめまぐるしく入れ替わる接戦を経験したことが無いでしょう。戸惑った選手もおられたと思います。

しかし私は98年の秋田県での全日本パワーで似たような試合を経験しており優勝しています。

接戦になった場合、紙一重の差で優勝すればいいわけで自己ベストを狙う欲を捨てて優勝を狙うことのみに専念すること。

それだけを考えて第3試技に挑みました。

今回は98年の全日本パワーの経験が生きました。

今回優勝できたのは実力よりも経験の差で優勝できたかな!と感じております。

・普段の練習について

※現在の練習メニュー(各種目の頻度、セットの組み方、取り入れている強化種目や補助種目、重量の設定等)を教えてもらってもよろしいですか?

日曜日 レッグカール・アームカール・ショルダープレス・シットアップなど

火曜日 重いスクワット デクラインベンチ 軽いデッドリフト

金曜日 重いベンチプレス 重いデッドリフト 軽いスクワット

仕事の関係で曜日が変わることはありますが、ほぼ週3回のペースです。

普段の練習は重いスクワット・ベンチプレス・デッドリフトはメインセットが5回×4セットと7回×1セット(デクラインベンチも同じ)

例.スクワット

重いスクワット:160㎏×5回、165㎏×5回、170㎏×5回、175㎏×5回、180㎏×7回、インターバルはプレートを付け替える時間と飲み物を一口含む時間とリストバンテージを巻く時間併せて約2分ぐらいです。

出来るだけ短インターバルでメニューをこなすことを基本として練習時間をかけ過ぎないようにしています。この練習を8~10週サイクルで毎週重量を上げていくようにしています。

この練習はサイクル終盤になると最後のセットの7回×1セットが非常にきつくなってきますので場合によっては7回のラストセットだけ3~5分インターバルをとることがありますが、それでもこなせないときは諦めて重量を下げるか、もう一度次週も同じ重量で挑戦しています。次週も同じ重量だと予定の重量より下がりますが、そこはあまり気にしないようにしています。

デクラインベンチプレスはトップサイドベンチの代わりの補強種目として取り入れています。

ピーキングに入ったらデクラインベンチの重量は下げてベンチプレスの重量を上げていくことに専念します。

ピーキング練習ではインターバルを長めにして試合の2週間前に予定しているスタート重量まで行う。

第2試技・第3試技で予定している重量は練習では持たないようにしています。

これは試合前に疲労を残さないことが目的です。

それにスタート重量として予定した重量を挙げてみたときの感覚でスタート重量プラス何㎏増しまで可能か大体分かるので、あえて練習ではMAXを持たないようにしています。

練習の重量はあまりこだわらないようにしています。なぜなら私にとって試合で成功した重量が全てであり、練習で成功した重量にはそれほど大きな意味があるとは感じないからです。

練習とは試合でどれだけ自分のMAXを引き出せるのかを探ることである!というのが自分の考えです。

日曜日にパワーリフティングであまり使用しない部位の筋肉を鍛えています。

目的は一部分だけの筋力のみ強くなりすぎないように体のバランスを取るためです。

各種目10回×3セットで重量にはこだわらず筋肉を効かせること目的として行っています。

※食事で気を使っている点はありますか?また、サプリメントはどういったものを摂っていますか?

食事で特に気を使っている点はありません。嫁さんが作った料理を食べています。

サプリメントは練習後にグルタミンを摂っています。

グルタミンは回復の早さを実感できるサプリなので、もし1つしかサプリメントを摂れないのであれば迷わずグルタミンを選びます。

試合の2ヶ月前から試合当日までクレアチンを摂っています。

他にも摂りたいサプリはあるのですが経済的に厳しいので今は購入しないようにしています。

※宇佐美さんと言えばやはりデッドリフトだと思うのですが、デッドリフトのフォームで気をつけている点や、取り入れている強化種目、記録を伸ばす秘訣のようなものはあるのでしょうか?

デッドリフトはファーストプルで90%決まると思っています。

100%といえないのはグリップが外れることが、たまにあるからです。

ファーストプルでの重要なポイントはバーベルの重さが僧帽筋上部にすべて加重できている背中の角度になっているか。(加重していれば脚力のみで浮かすことが出来る。)

そして上体の脱力が出来ているか。バーを浮かすときに上記したポイントをしっかりおさえていれば、フィニッシュまでバーが途中で止まることなく引き切ることが出来ます。

強化種目として強化デッドと呼ばれているカニ脚で手幅を広げたスナッチデッドリフトを取り入れています。

特に背中の角度は定位置のデッドリフトと変わらない角度で行うように動画を撮って常にフォームチェックしています。

カニ脚でデッドリフトを行うことで内転筋を鍛えることができ、ファーストからセカンド、フィニッシュに移行する際、スムーズなリフティングが可能になります。

このスナッチデッドを定位置のデッドと同じ背中の角度で引こうとするとファーストプルが大変苦しく、楽をしようとして腰が浮いてしまうので要注意です。

重い重量が上がっても腰が浮いてしまえばファーストプルの強化のための、この練習の意味が無くなってしまうのでフォームチェックは常に欠かさず行うようにしております。

腰が浮いてしまうと言うことは使用している重量が重すぎると言うことなので重量を下げるように心掛けています。

バーベルを下ろすときはゆっくり下ろし脚で重量を受けて床に触れるギリギリ位置から2回目のレップスに入ります。

これを繰り返すことで脚力のみでバーを浮かす感覚が自然に身につきます。

記録を伸ばす秘訣は特にないです。地道に練習するしか無いです。

上記した練習方法が昔も今もあまりパワー界では理解されておらず歴史の影に隠れた感があるのは残念です。

※20代30代の頃と40代になった今で練習内容や取り組み方に変わった点などはあるのでしょうか?

若い頃は勢いだけで、がむしゃらに取り組んできました。
あまりフォームチェックとかもすること無く、重い重量が上げればいいや!的な感じでした。

今は練習時の動画を撮るようにしてフォームチェックするようにしています。若い頃はやらなかったことです。

40代になって体の回復が遅くなっているのでなるべく体に負担をかけすぎずに効果的に成果が出るような練習を常日頃から考えるようにしています。

・その他の質問

※近年若い選手達が急激に台頭し世代交代が進むパワーリフティングの世界で、宇佐美さんの活躍はマスターズ世代の励みになると思います、マスターズ世代の選手達に何かアドバイスはありますか?

私のようなマスターズⅠの選手が大先輩のマスターズの選手の方にアドバイスとはものすごく恐縮に感じますが、あまり若い選手を意識し過ぎずに自分の体調と相談してパワーリフティングを楽しんでいただければ良いと思います。

※これからの目標について聞かせて下さい!

50歳でノーギアデッドリフト300㎏を目指したいです。

まだマスターズⅡの日本人では誰も達成していないと思うので挑戦していきたいです。

2度ほど日本人初の記録を達成しています。

1度目は2004年に82.5キロ級で日本人初トータル800㎏。

2度目は2004年に82.5キロ級で日本人初デッドリフト300㎏(全てフルギア)を達成しました。3度目の日本人初の記録を狙います。

※最後に、宇佐美さんにとってパワーリフティングの魅力とはどういったところでしょうか?

練習の成果が数字というはっきりした形で残ることです。

パワーリフティングの実績=自分の人生の財産だと思っていますので、今後もう少し人生の財産を増やして行けたらいいな!と思っています。

 そして最後に言いたい。

今回、インタビューの中で私の練習内容や考え方について語らせていただきました。

中には宇佐美はバカじゃないの!自分のノウハウをペラペラ語って!このコラムを見た人が労せず強くなってしまうかもしれないではないか!と思っている方もおられるかもしれません。

はっきり言って自分みたいな愚か者がたいしたことを語っているとは全然思っていないし、このコラムを見て強くなるきっかけをつかんだ選手が自分の出場する試合で勝負する時には、自分はもっと先の考えに到達する自信があるので気にはならないです。

気にはならないが必ず勝てるとも言えませんがね。

私も47歳で2017年のジャパンクラシックパワーリフティング大会に参加し優勝しましたが。

来年には私みたいな中年が太刀打ちできないレベルになっているかもしれませんが、それはそれで仕方がないことかもしれませんね。

肉体の衰えは年をとるごとに感じています。

しかしせっかく復帰したので、もう少しだけパワーリフティングを続けていきたいです。

 

上級者になれば技術も枝分かれしていきます。

当たり前ですが自分のやり方は自分自身で考えに考えた末に自分自身の責任で決めていく。

他人にそのやり方は間違っている!と言われても、とにかく試したいと思ったら試してみれば良いのでは。

もちろん自分自身の責任で。

このやり方は間違っている!と気がついたら修正していけば良いだけのことです。

自分が試行錯誤し到達したリフティングこそが自分自身にとって理想の試技が出来るようになった!と心から嬉しさを感じる瞬間であります。

今回、私は新MBCPOWERコーチになりました。

初心者の方には基本に忠実な教え方をしていきたいですが、上級者の方に至っては極力、出しゃばったことは言わないつもりです。(ルール上のことは言うけど・・・)

やる気があれば自分で工夫するでしょう。

でもスランプに陥って困っていて助言を求められたときは出しゃばろうかな!なんて思っています。

新MBCPOWERに沢山の会員が集まり発展していくことを心より願っております。

【宇佐美選手トレーニング風景】

宇佐美さんのトレーニングはインタビューでも話されていたように普段から重量よりフォームにこだわっているのが特徴で1レップ1レップが非常に丁寧です、特にデッドリフトではバーベルを降ろす時にも大きな音をたてる事はありません。

筆者は宇佐美さんにはもう10年以上同じチームでお世話なっていますが、これまでは普段の練習場所や練習時間が違った事もありトレーニングについてじっくりとお話を聞く機会というのは実はありませんでした。

ですので今回は私自身にとっても非常に参考になるインタビューとなりました、SBDコラム読者の皆様にもきっと参考になる部分があったのではないでしょうか。

宇佐美さんこの度はありがとうございました、これからも愛知を代表する選手として若い選手達を引っ張っていって下さい!

コラムニストやコラム内容についてのメッセージは下記のアドレスまでお送りください。

コラム用メールアドレス: column@sbdapparel.jp

※どのコラム宛かを明記してください。
※お送りいただいたメールの内容は、コラムで取り上げられる事があります。

■コラム執筆者

神野亮司
愛知県 MBC POWER所属 ( http://mbcpower.web.fc2.com/ )
ベスト記録(ノーギア)
・93kg級
スクワット245kg
ベンチプレス165kg
デッドリフト267.5kg
トータル662.5kg
・83kg級
スクワット212.5kg
ベンチプレス157.5kg
デッドリフト255kg
トータル612.5kg
実績
ジャパンクラシックパワー(旧ジャパンオープンパワー)出場10回、最高2位
2012年アジアクラシックパワー男子一般83kg級2位
2014年世界クラシックパワー男子一般83kg級11位

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連する記事